6月20日(火)オレンジカウンティ倫理法人会モーニングセミナ ーは、環境運動実践の会副委員長の大野さんにご講話していただき ました。
6月10日にゴミ処理ツアーを開催しました。そこではダンボール やプラスティック、びん、アルミ缶などのリサイクルゴミを流れ作 業で分別していました。
現場の作業員は皆、マスクなどせずに作業していました。匂いがき ついと思われたのですが、霧を建物の上から吹き付けていたりして いて、匂いがこもらないような工夫がされていました。
また、匂いが建物の外部に出ていかないような配慮もされていまし た。
ダンボールなどのリサイクル用品はお金になるので、ゴミ処理場で は行政の税金に頼らずに自主運営をしているそうです。しかし、初 期投資は大きなお金がかかりますので、それについては税金を投入 して建設しているそうです。
米国で暮らしていると、リサイクルゴミとその他の燃えるゴミ、草 木など、3種類ほどに分けてゴミを出していますが、リサイクルゴ ミは、すべてゴミ処理場にて人間の手で分別していました。
日本では、プラスティックトレイやビニール、ペットボトル、びん 、アルミ缶、スティール缶、ガラス、ダンボール、雑誌、乾電池な ど、細かく家庭で分別してそれぞれ別々にゴミを出しています。
さらにペットボトルはキャップとラベルを剥がして出さないといけ ませんし、プラスティックトレイは綺麗に洗ってから出します。
このように細かく分別して、その回収日も週に2回とか月に2回な ど、それぞれ異なります。
回収車もアルミ缶、ダンボール、ペットボトルなどそれぞれ別々に きますので、かえって効率が悪いような気がします。家庭でもその 分別作業が煩雑ですし、公共施設のゴミ箱も種類別にいくつもあっ たり、またISO認定を受けている企業では、ずらっとゴミ箱が細 かく種類別にならんでいます。
米国のように、一つの回収車で全てのリサイクルゴミを回収してい き、ゴミ処理場でまとめて分別していった方が効率が良いですし、 家庭や企業での分別する煩雑さもなくなって、みんな喜ぶと思いし ました。
下水処理場のお話がありましたが、集められた汚水が約12時間で 再びトイレや農業用、芝生やガーデニングなどに使える水に浄化さ れるそうです。
このように集められたゴミが、再び有効資源として使われていく循 環の仕組みが上手に出来上がっっているので、とても素晴らしいと 思いました。
今までは便利さだけを追求していく、使い捨て社会でした。これか らは、地球環境を保全していくことがますます求められています。
そのためにもゴミの中から再び有効資源として活用していく、とい う循環社会を構築して維持していく世の中が、大切ではないかと思 いました。
次世代の若い人たちにも、ぜひ、ゴミ処理場を見学していってほし いと思いました。